嵐のときは舳先を見る
ブログ一回目。
先日、J-WAVEで藤原新也(敬称略)が話されていた内容が、私の心に響きました。
内容は、今般のコロナ禍に対して、パニックにならずどのように気持ちを持つかということに対するヒントでした。しかしながら、日々の仕事でのトラブルや困難な状況を打破するヒントにもなりうると思います。
写真家である藤原新也は海でボートに乗ることもしばしばあったのですが、その時に嵐にあった時の話を例えに出されていました。
海でボートに乗っていると、海が突然荒れることがある。
その時に、「やばいな、何とかしないと」と思ってしまうと、状況が逆に悪くなってしまう。
そういう時は、船乗りたちは、とにかく船の舳先を見ることに集中し(現実をしっかりと見て)、波がどう来るかをしっかりと見極めようとする。
そのようにすることで、ある意味で船乗りたち自身の心を忘れることができる。
自身の心を忘れた人間は強く、荒れた海にも対処ができるようになる。
と、このような内容を話されていました。私は仕事の先輩や上司から、「自分のことしか考えていない」とか言われたことがあるのですが、まさにこういうことだったのではないかと思いました。
最近は、毎朝の気持ちが落ち込みがちな出社の際、会社の入り口前で「嵐のときは舳先を見よ」と唱えることで、心が少し落ち着くような気がしています。